突然ですが、私は正社員を辞めたあと転職して派遣社員になった女です。
30歳を過ぎての転職は非常に緊張しましたが、
前職で学んだことを生かして働ける職場を見つけて再就業することができました。
正社員では10年働きました。
10年同じ会社にいたのに、もったいないと周囲の人には言われましたが
私なりに考えた結果、この道を選びました。
働いている業界にもよるかもしれませんが、正社員を辞めて派遣になれてよかったと思っています。
なぜ?
安定した正社員を辞めて「よかった」と言えるの?
その理由をお話します。
正社員を辞めて派遣社員になってから感じたメリット
- 気持ちの余裕ができた
- 半期ごとの目標設定がない
- 手取りの給料が上がった
- 辞めたければ簡単に辞められる
- 副業ができる
なんといっても、目標設定とその達成を評価されないということが一番嬉しかったです。
正社員だった頃は、ボーナスの査定のために半期に一度の「評価」があります。
トップダウンしてきた組織の目標に沿うように、自分の目標も決めなければならないものです。
これが一番苦痛でした。
頑張ってやることはやっているのに、どうして利益率が悪いからボーナスがカットになったり、
昇級が見送られるのか・・・。モチベーションが保てずに不満を抱えていました。
ボーナスはもらえなくなりましたが、手取りの給料が上がったので実質年収は変わらず
逆に自分としてはこっちの方が嬉しいかも・・・と思ったのも事実です。
ボーナスは会社の業績によって増えたり減ったりするので、あまり期待したくなかったので
手取りがしっかり増えたのは嬉しい。
時給計算の派遣なので、働いたら働いた分だけ収入になります。
また、派遣先とは仕事内容を決めて契約するので
自分が思っていたのとは違う仕事をやらされてしまったり
納得がいかない内容であれば正社員より簡単に辞めることができます。
「ここでずっと働いていかないとけない・・・」というプレッシャーを感じることなく
嫌なら辞めても良いんだ!という軽さで仕事ができるのです。
もちろん、あれも嫌だ、これも嫌だとワガママを言ったり
好き勝手に振る舞うわけではなく、常識の範囲で働きながら です。
人間関係でも「あー・・・ここは自分に合わないわ・・・」と思ったら我慢せずに辞めることもできます。
正社員を辞めて派遣社員になってから感じたデメリット
- ボーナスがない
- 交通費が出ない
- 税金が給与天引きできない
- 昇級の可能性は担当営業次第
- 気に入られなければすぐに契約を切られる
メリットでも少し触れましたが、
ボーナスは出ないということと交通費が支給されないことを許容できれば
派遣社員は十分楽しく働ける形態だと思います。
自宅から近い場所を選べば、交通費もそこまでかかりません。
ボーナスも、時給で働けば残業代も出るので正社員時の手取りより多くもらえるので
なくても大丈夫な感じがします。
ただし、正社員ほど安定した立場ではないので
逆を返せば派遣先に気に入られなければ契約の更新もありませんし、
昇給はほぼないと言っていいでしょう。
今まで給与から天引きされていた税金も1年をかけて支払うことができないので、
5万円弱の住民税を二ヶ月に一度、自分で払い込まないといけないのが非常に面倒です。
時代は売り手市場だけど・・・
いかがでしたでしょうか?
安定しているけど会社からの業績評価が求められる正社員
不安定だけどある程度自分の自由な環境で働ける派遣社員
先ほどは触れませんでしたが、副業ができるというのも
趣味が多い人には嬉しいメリットではないでしょうか。
世間的な評価は
正社員で長く働いていることの方が断然高いです。
しかし、精神を壊し、体を壊してまで無理にしがみつくものでもありません。
そうです、「無理に続けてまでやりたい仕事なのか?」
ということを考えた結果、派遣社員となる道もあると思うのです。
最後に、Twitterのリツイートで私のアカウントまで回ってきた興味深いツイートをご紹介します。
思わずいいね!を押しましたよ。
人が死ぬ前に後悔することって
・働きすぎた
・お金や老後を心配しすぎた
・恋愛できなかった
・家族・友人との時間がとれなかった
・旅行に行けなかった
・健康に気をつければよかった
・やりたい事に挑戦できなかったあたりなんで、みんな働く時間をもっと減らして、やりたいことやろうぜ。
— Zetton (@Dr_Zetton) 2018年11月18日
自分の人生、後悔しないようにしたいですね。
コメント