久しぶりに会った両親が、思っていたより老けていたので
ショックを隠せなかったYuki です。
実に5年ぶりの帰郷でした。
それもそのはず。
同い年で、今年は年男・年女の両親はそろって還暦を迎えます。
十数年前に家を出て以来、色々と心配をかけてきたけど
ほとんど何も言わずに見守ってくれていた父母。
そんな二人が、皺の増えた顔をほころばせて
「おかえり」
と言ってくれたのをまるで昨日のように思い出すことができます。
いつもの誕生日にはお酒やお菓子を贈っていましたが、
今回は「還暦」ということで、
- 赤いもの
- 手元に残るもの
- 身に着けるもの
という条件でプレゼントを探しました。
どうして「赤い」贈り物なの?
還暦祝いとは、長寿のお祝いです。
今でこそ平均寿命は延びて、60歳なんてまだまだ若い部類に入りますが、
昔はそうではありませんでした。
お祝いの行事として、当人に赤いちゃんちゃんこを着てもらうのは
「赤」が魔除けや厄除けの色だから。
実は60歳は厄年でもあるので、「赤」色に込めた思いは
長寿の祝いと厄払いの両方の意味があるのです。
サラリーマンの父へ贈った赤いモノ
まだまだ現役バリバリで働くうちの父親。
最近は健康にも気を付け始めて、運動をしてスリムになったからスーツがよく似合います。
そこで、会社に行くときも普段着でも使いやすい赤いマフラーを贈ることにしました。
「赤」と言っても、ワインレッドの落ち着いた色が気に入ったので。
ちょっと見栄っ張りの父には、ブランドものがいいかな?と思っていたので
お手頃な価格のものが見つかってホッとしました。
そんなに高いブランドではないけど、誰もが知っているブランドなので父も納得してくれるかなという期待を込めて。
寒がりの母へ贈った赤いモノ
冬生まれだけど、歳を重ねるにつれて痩せてきた母は最近いつも寒そう・・・
という、実家の妹に聞いた情報をもとに選んだのが大判のストールです。
柄が表と裏で違っているので気分で変えることができるし、
マフラーのように利用する事もできます。
ポケットもついているので、書き物をしているとき
ふっと立ち上がった時に眼鏡を入れたりしても良いかな?
寒くて手を入れる場所があったら安心だな~
という様々な用途を想像して、こちらのお品物を選びました。
両親の反応
いつもは寡黙な父が、LINEメッセージを送ってきた時には驚きました!
プレゼントを手に取った瞬間に大喜びしたそうです。
なんと、30年ほど前に母が購入したマフラーを使い続けていて、
買い替えを考えていたところだったそうです。
早速身に着けた写真を送ってきたので、その喜びようが伝わってきてとても嬉しかったです。
還暦祝いだと伝えたら、「そうか、だから赤なんだな」と納得していました。
気付いていなかった父に少しだけほっこり(笑)
母の誕生日当日も、大盛り上がりだったようで電話がきました。
特に、あまり自分の洋服にお金をかけない人なので
「こんなにおしゃれなものを貰って、合わせる服がないわ~」
と、恥ずかしそうにしていたのが印象に残っています。
いいの、家で使ってもらえばいいんだから。
というか、二人とも好きな時に好きなだけ使って欲しい。
赤いアイテムよ、お願いします。
次も時間を作ってそっちへ行くから、それまで両親の息災を守ってね。
そんな、願いを込めた「赤い」プレゼントでした。
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