独学で挑戦し、2回落ちた後
3度目の挑戦で合格しました。
国家資格ではないですが、難易度は高かったと思います。
巷のレビューサイトでは取得は簡単!と書かれているサイトが多いのですが
正答率80%以上というのはなかなか厳しく、
試験対策をしなければ簡単に落ちてしまう事を実感したのでその体験を元にご紹介します。
個人情報保護士試験とは
- 有効期限:2年
- 受験料:¥10,000
- 必要正解率:80%以上
スクールなどに通う必要はないと思いますが、試験対策はしっかりとしなければならないと感じました。
選択問題だけだし簡単じゃん!と思って大して勉強せずに挑戦してしまった初回。
教科書を読み込んで、問題演習もそこそこいい点数が取れるようになったし今度こそ大丈夫!と思った二回目。
・・・甘かった。
3度目の正直とはよく言ったものです。
問題演習と教科書の往復を丁寧に行って、じっくり1ヵ月ほど個人情報漬けの学習を続け
ようやく合格できた、もう受験したくない そんな気持ちです。
個人情報保護士の必要性について
管理部門なら推奨されている資格だと思います。
私は本社勤務でかつ資格保有者なので、
数カ月に一度行われる定期的なコンプライアンスや個人情報に関する社内勉強会の講師を任されてしまいました。
今勤めている会社では査定と昇給の対象にはならないのですが、仕事の幅は広がったかな?という感じです。
企業であればその重要度や関心も様々ですので、一概には言えません。
しかし、昨今の情報化社会において注目されている資格ではあると思います。
個人情報保護士の勉強方法について
独学のすすめ
主催元である全日本情報学習振興会が発行しているテキストと問題集があります。
これを2ヵ月ほどじっくりと学習すれば合格できると思います。
難しい技術的なことはなく、普段の生活に関連した身近なテーマもありますので
実際の状況を想像しながら覚えることができるため、その点に関して敷居は低いと思っています。
オススメの書籍
教科書
安定の公式教科書です。
始めにこちらを購入し、熟読してから問題演習に移りました。
公式ものでは合格できず、3度目の挑戦時に追加購入しました。
公式の教科書にはない、出題傾向に絞った対策が嬉しかったです。
ただ、これだけ購入するのは危険かと思いますので
不安がある、しっかりと学習したいと思っている方は公式も購入しておくことをお勧めします。
問題集
これがあれば十分です。
1~2割ほど、過去問題と同じものが出題されていた記憶があります。
こちらのほうが公式よりも後に出た、現在一番新しい問題集です。
実物形式ですのでより試験に近い形で載せられていますので
最後の仕上げに良いかもしれません。
しかし、問題集はそんなにたくさん必要ないので
できれば内容を自分の目で見て合っていると思う方を選んでくださいね。
学習スケジュール
試験前2ヵ月で換算してみると以下の通りです。
教科書の読み込み
最初の1週間ほどで簡単に全体をサラっと読みます。
じっくり読み込まず、どんな事が問われるのか・テーマの概要を把握します。
残りの3週間で、一つ一つの章をじっくり読みながら、内容の理解に努めます。
問題演習を行う
教科書での理解が完了次第でいいので、問題を解きます。
この問題演習がポイントです。
出題される問題の「問われ方」が非常にややこしいというか私には危険な問題文が盛りだくさんでした。
例えば・・・
以下の3種類の説明を読み、正しい回答を1つ選びなさい
例文A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
例文B・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
例文C・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
選択肢
ア.Aのみ誤っている
イ.Bのみ誤っている
ウ.Cのみ誤っている
エ.すべて正しい
どうでしょうか。
例文をよーーーく読んで○×をつけて回答群から正しいものを選ぶという作業です。
こういった形式のものがほとんどなんです。
考える時間が必要ですよね。
時間がかかるので、いつも試験時間ギリギリまで回答していました。
余裕もなく、最初の問題から見直すこともできずに失敗してしまったのです。
選択肢のパターンも
イ.Bのみ正しい
ウ.Cのみ正しい
エ.すべて間違っている
と変化したりします。
余計にややこしい・・・
まとめとして
私が受験した頃と違い、マイナンバーに関する範囲も出題されるようになりました。
より範囲が広がったことで、取得の難易度も若干上がっているのでは?と思います。
もう一度言いますが、難易度は低いと評価されていても過信せずにしっかりと試験対策を行って挑んでくださいね。